美味しい炊き方
Q.ずばり基本は何度洗い?
A.2回流し、2回洗う
→きっちり計量したお米に、一気に水を入れて軽く回して流します。これを2回。目的はお米表面の粉を流すことです。
その後濡れたお米が釜の中に残るので、テニスボールを握るような手でシャカシャカシャカと素早く30~40回程度洗い、水を入れて流します。これを2回繰り返し、洗米は終わりです。
水加減をしたら少し濁ると思いますが、それでOKです。水が透明になるまで洗うとお米の表面に一番集中している旨味も一緒に逃がす恐れがあります。
※手の大きさや力加減、お米の精米具合などの条件に応じて調整ください。
Q.炊き方のコツは?
A.きちんと計量すること
水加減をしっかりすること
浸漬時間をしっかりとること
炊き上がったらすぐほぐすこと
Q.新米は水少なめに、は本当?
A.新米でも水加減は通常通り(メモリ通り)で大丈夫です!
収穫したお米を調製する段階で、乾燥機によって水分は一定の基準に保たれます。
生育過程において、お米は縦に伸びて横に広がり厚みが出てくる中で、液体がだんだん固まって米粒となります。
新米の時期は水分が高いというよりも米粒自体が柔らかいことがあります。
まず1回目は通常通りで炊いてみて、柔らかすぎると感じたら2回目から水分を調整してみてください。
伝授・美味しいご飯を炊く
ポイント
①洗米(目安:3分以内)
- 1.表面をさっと洗うためたっぷりの水で素早く流して下さい。【1〜2回】
- 2.水が無い状態で手をテニスボールを握るような形にして30〜40回かき混ぜるように洗い、水を注いで流します。【2〜3回】
- ※お米の細胞を壊さないよう、力の入れすぎに注意して下さい。
②浸水、炊飯
- 1.冷たい水でお米の中心までしっかり水を吸わせるのが美味しいご飯にするコツです。氷を入れるのも可。
- 2.2時間の浸漬(飽和状態)がベストですが、時間が無い場合は夏場30分、冬場1時間を目安にして下さい。
- ※IH炊飯器は浸水時間も含めて炊飯コースが設定されている場合があります。取扱説明書をご確認下さい。
- ※水を入れる場合は水量の調整にご注意ください。氷も含めた水量で計算を。
- ※冷たい水で浸漬することで、酵素の働きで甘みがより引き出されます。
- ※炊くときの水=食べる水、きれいな水を使われることをおすすめします。
③蒸らし・ほぐし
- 1.蒸らしを終えたらすぐに蓋を開けて、天地をひっくりかえすようにほぐして下さい。お米を潰さないように注意して下さい。
- ※炊飯器は蒸らし時間も含めて炊飯時間を設定されているものがほとんどです。
- 2.取扱説明書をご確認の上、炊飯(蒸らし)終了後すぐにほぐしましょう。上蓋の水滴が底にたまってべちゃっくことがあります。
- 3.きれいな布で上蓋の水滴を拭き取りましょう。
お米の美味しさを保つ
保存方法は?
Q.味・品質を落とさないコツ
A.精米してからできるだけ早く食べきること。
できれば2週間~1か月以内に食べきれる量を目安に購入サイクルを細かくすることをおすすめします。
冷蔵庫などで保管する場合は乾燥によるひび割れや他の食材の匂い移りを防ぐため密閉容器に入れて下さい。(タッパーやジップ式小分け袋など)
購入したままのポリ袋は破袋を防ぐための空気穴があるため冷蔵庫での保管には向きません。
Q.時期や土地によって方法が違う?
A.暑い時期はお米の劣化が早いので、出来るだけ早く食べるようにしましょう。
最近は住まいの環境も快適になり、お米の保管に適する冷暗所(高温・多湿を避ける場所)がなくなってきています。
そういう意味では通年で保管への注意が必要かもしれません。
また、ご家庭に限らず生産現場や流通現場でも同じです。
暖かくなると玄米であっても劣化しますので、きちんと低温保管されているかどうかが鍵となり、そもそも製品のお米の出来上がりが違ってきます。
Q.炊いた後の冷凍はおすすめ?
A.すぐに食べきれないごはんについては冷凍がおすすめです。
冷凍・解答が素早く均一にできるよう平たくラップします。
冷凍庫の機種・性能によりますが、急速冷凍可能なものであればそのまま冷凍しましょう。
そうでない場合は故障の原因となるといけないので粗熱をとってから冷凍庫へ。
(ご使用されている機種の取扱説明書などをご確認ください。)
ラップした外側からアルミホイルで巻くと冷凍がより早くできます。
有限会社藤本米穀店
代表取締役社長 藤本 真由(ふじもと まさよし)
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